闇バイトと知らずに応募して、身分を知られ、自分のみならず家族に危害を加えると脅されて引き返せなくなり、強盗に加担した、というのが、犯行者の言い分です。
果たして従わなかったら元締めから報復があるかどうかですが。
元締めはおそらくバカじゃないです。
報復には手間がかかります。
それに手掛かりが多くなり足が付きやすくなります。
そんな、金にもならないのに面倒になることはしないはずです。
プロの犯罪者も効率的に仕事をしているはずで、従わない奴を相手にしている暇はないです。
ここからは、本当のワルの発想をします。
従わなかった奴1人だけ見せしめに殺します。
そうすれば脅しに従う奴が増えて商売がやりやすくなるからです。
捕まれば確実に死刑。
最もハイリスクハイリターンです。
そこまでのリスクを元締めに背負う勇気があるかどうか。
強盗殺人、強盗致死は、元締めは高確率で死刑なので、すでに被害者に死者が出ている以上、見せしめにやらないとは限りません。
ただ、これまたもっと足が付きやすくなります。
死刑なので元締めも捕まることだけは全力で避けたいはずです。
こうして考えると報復がある可能性はだいぶ低いと思います。
迷える子羊たちが闇バイトに引っかからないことを祈るとともに、引っかかっても身は安全であることを冷静に考えてほしいです。
凶悪犯罪に執行猶予はありません。
強盗は一発実刑です。
お金に困っているなら金融機関から借りる、お金を返せないなら自己破産申請する、働けないなら行政に相談して生活保護を受けましょう。
どれも犯罪ではないです。
第240条 強盗致死 強盗殺人
強盗が、人を負傷させたときは無期又は6年以上の拘禁刑に処し、死亡させたときは死刑又は無期拘禁刑に処する。
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