無罪判決が出ました。
「疑わしきは罰せず」「疑わしきは被告人の利益に」の刑事裁判の原則に機械的に当てはめれば、当然の判決です。
ならば他の毒殺事件で有罪になった判例はどうなってしまうのかと個人的には思いますが。
印象深いのは、同じ和歌山県で起きた毒入りカレー事件です。
林眞須美にも直接証拠はありませんでしたが、こちらは死刑判決が出されました。
毒殺の性質上、直接証拠がないことが普通なので、状況証拠を積み上げていくしかありません。
灰色をいくら重ねても黒にならないという今回の弁護人の主張は、なるほどとは思いますが、これからの毒殺裁判のあり方を変えかねない重大な判決です。
林眞須美についても再審請求が受理されており、死刑判決が今後覆される可能性が出てきました。
複雑な心境です。
(後に高裁は棄却し2025/1/29に林死刑囚が最高裁に特別抗告)
もし検察が控訴を断念した場合、須藤早貴には多額の遺産が入ります。
野崎幸助さんは田辺市に寄附する意向でしたが、須藤には遺留分があるので、無罪が確定すれば半額が彼女のものになります。
さらに須藤は、野崎さんの遺言が無効であるとして市と争っていますから、須藤の主張が認められれば、半額どころではない遺産が転がり込んできます。
須藤は、これ以前に起こした、男性から2980万円をだまし取った罪で服役中です。
だまし取った金はブランド物や旅行に使ったそうです。
ドンファン事件の無罪が確定すれば、皮肉にも須藤には詐欺罪の被害男性への返済能力がつくわけで、詐欺の被害男性としては、喜んでよいのやら、どんな心境なのでしょう。
ドンファン事件の無罪が確定した後の大胆予想をする。
この詐欺被害男性からの返済請求裁判が終わらぬうちに、須藤は全財産を持って海外へ逃亡する。
逃亡先で、派手な暮らしをし、財産目当てに、殺される。
大胆予想その2
形成手術で顔を変え、金で養子縁組をして名前を変え、別人になりすまして日本で暮らす。
そして養子か養親に、財産目当てに、殺される。
まとめ
須藤は無罪になっただけで、無実とは誰も言っていない。
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