小学生のうちは、床に座ってちゃぶ台で勉強しても、まだ筋が柔らかく、勉強時間自体も短いので、疲労はないでしょう。
わざわざ勉強机を与える必要はない思います。
第二次成長を過ぎてからは、もし家で勉強するなら、いやするだろうという期待を込めて、椅子に腰かけてラクに勉強できる状態にしておいたほうがよいです。
家庭教師先で、いろいろな机と椅子を使わせてもらってきました。
おススメなのは、まず机でいうと、学習机、じゃないほうです。
いわゆる学習机は、まあ丈夫で揺れないです。
これ、唯一最大のメリット。
あとは欠点しか出てきません。
重いの重くないの、デカいのデカくないの。
なぜ本棚とワンセットなの?面積の節約?
いったん置いたら、部屋の模様替えは一生不可能と思えるくらいに重い。
いざ、地方に進学就職したとして、石のごとく重いので、当然、家に残すことになる。
以後、使わずに放置される始末。
処分すればいいだけの話ですが、それも一苦労。
以前、競売で落札した残置物満載の戸建に、3台も学習机がありました。
机の中には成績が分かるものが残されていて、皆かなり優秀なお子様だったようです。
その中の一人は私の大学の後輩でした。
Perfumeあ~ちゃん直筆サイン入りCDも入っていて、結構な値段で売れました。
話がそれた。
その3台の机は全部2階にあったので、そのままでは階下に持っていけず、捨てるために解体するわけですが、頑丈なのが裏目に出て、かなりの骨折りです。
解体現場で使う大ハンマーで何回ぶったたいてもびくともせず、バールでこじっても全く隙間はできず。
繊細な作業と、大胆な作業を繰り返しながらの解体。
1台解体して、コツはつかんだぜ(^^♪と思いきや、全部メーカーが違って、3台とも悪戦苦闘。
以上、学習机はデメリットが多くてオススメしないという、長い話を終わります。
勉強用の机は、いわゆる学習机じゃないほうを選ぶことをオススメします。
勉強机でまず大事なこと、それは、揺れないことです。
書いたり消したりするたびにカタカタ揺れては、集中できません。
よって、学習机ほど頑丈でなくてよいので、ぐらつかない丈夫さを持っていることです。
買うときは必ず、細かく揺らして確かめましょう。
デザインは二の次です。
あとは、天板が広いことです。
ノート、教科書、参考書を広げ、ときにノートパソコンを置くとなれば、それなりの面積が要ります。
天板は、ざらついた面だと、直に紙を置いて書いたときに、字がしびれるし、指にざらつきが響くので、オススメしません。
薄いメモ用紙とペンを持って、家具屋さんに行きましょう。
あとは、腕と接触する角が丸いことです。
接触面が角張っていると、痛くて集中できません。
あとなんだろう?
あとは、学習机の逆をさらえばいいと思います。
つまり、本棚と一体でないこと、ひょいと下宿先に持っていけるくらいに、軽い、分解しやすいこと、処分しやすいこと。
高さ調節は椅子のほうですればいいと思います。
高さ調節付きの机は値段が跳ね上がるし、ヘタなのだとガタつくことがあるからです。
思いのほか背が伸び過ぎて高い机が必要になったら、脚の下に雑誌でも噛ませておけばよいでしょう。
私は中3のときに、親に散々頼み込んで勉強机をようやく与えられたのですが、本人の体格を無視して勝手に調達してきたので、最初から高さが足りず、そうしていました。
参考までに、私が今まで体験してきて一番いいと思った勉強机は、一家団らん用の食卓テーブルです。
丈夫で、広くて、角が丸く、程よく天板がツルツル。
使用感で食卓テーブルに勝る勉強机はありません。
椅子の事はまた。
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