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完璧を目指すこと

 

前回は、失敗したらそれっきりな人がいて残念みたいな話をしたような気がします。

トライ・アンド・エラー? - むろい自主学習塾 家庭教師の公式ホームページ (jimdo.com)

 

完璧を求めすぎるのも、失敗を恐れる1つの類型でしょうか。

 

何かを試みるとき、完璧を極端に求める人がいます。

不完全であることを何とも思わないと改善する努力をしないので、失敗しないよう下準備をみっちりすること自体はおかしなことではありませんが、度が過ぎると問題です。

 

完璧を求めて、参考書を読み込み過ぎて時間がかかる。

完璧を求めて、問題を解いていて考え込んでしまい時間がかかる。

 

このように完璧を求めると、どの場面でも進行が遅くなります。

進行が遅くなるということは、テストまでのことでいえば、理想の回数を回せなくなる、あるいは、範囲に達しないままテストの日を迎えてしまう、ということです。

テスト中のことでいえば、最後まで問題を解けなくなってしまい、得点できた問題が手つかずで終わってしまう、ということです。

 

趣味のようにゴールのないことに関しては、好きなだけ完璧にやればいいと思いますが、テストや入試には期限があります。

入試の場合は浪人という奥の手もありますが、推奨されるものではありません。

期限があるものに関して、完璧は障害になりこそはすれ、有利に働くものではないということを頭の片隅に置いておかなければなりません。

失敗を恐れるあまり完璧を目指すのは、後になって不利に働きうることを常に心に留めておきましょう。

完璧を目指すのではなく、トータルでよりよい結果を出すには今何をすべきかを考えましょう。

 

過ぎたるはなお及ばざるがごとし、と一言で言えば済むことを長々とねー