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計算は『正しく』『速く』

 

計算に限ったことではなく、この永久に続く弱肉強食の競争社会では、常に『正しく』『速く』が求められます。

 

計算は数学的な問題を解決するための手段であり、それ自体は目的ではありません。

だから、計算で間違えてはいけません。

計算で間違えない方法は、簡単です。

 

①暗算をしない

②途中式を省略しない

③重ね書きをしない

 

以上の3点を守るだけで、格段に計算違いが減り、しかもスピードが上がります。

しゃべっていても間違えずに解けます。

 

①暗算のほうが速いと思ってやっているなら、それは間違っていますので、書いて解きましょう。

 

下の図のように、何倍するかを書くだけで、正しく解けるようになります。

書くと遅くなると思うでしょうが、反対です。

試しに数問解いてみるといいです。

速く正しく解けることに驚くと思います。

 

「そんなことしなくても大丈夫‼たま~に間違えるだけだから。」

たまにでも間違えたらだめなんです。

 

暗算はそこらじゅうでエラーを起こす厄介者です。

厄介者と付き合ってもいいことないです。

②途中式を省略するのも、暗算とよく似ています。

途中式を省略したほうが速いと思ってやっているなら、それは間違っていますので、書いて解きましょう。

途中式を省略すると、何をやっているか分からなくなってしまいます。

迷いが出るとスピードが下がるだけでなく間違いが増えます。

 

途中式の省略もそこらじゅうでエラーを起こす厄介者です。

厄介者と付き合ってもいいことないです。

 

③重ね書きをすれば、何が書いてあるか見えにくいので、見えにくいものを見れば間違えやすいに決まっています。

そんな百も承知のことを、計算ができない人は平気でやります。

 

以上3つのどれか1つでも当てはまれば、計算を間違えやすい人なので、やめておきましょう。

 

私も100%間違えないかと言われればそんなことはないので、偉そうなことは言えませんが、以上の3点を厳守しているので、格段に計算ミスが少ないです。

 

あと、走り書き、殴り書きをしないとか、字の大きさ、字間、行間をそろえるとか、要らないものは二重線でしっかり消すとか、細かいことはありますが、大まかには以上の3つです。

 

これらのことは計算に限ったことではなく、どの教科でも当てはまりますので、厳守されるといろいろとうまくいきます。