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中学生の英語

 

先日は高校生の英語の勉強について大雑把に書きました。

高校生の英語 - むろい自主学習塾 家庭教師の公式ホームページ (jimdo.com)

要は、リスニング以外は英作文と長文読解をやっておけば力がつくよという内容でした。

中学生も基本的には同じような勉強をしてもらえばよいですが、中学生の長文への取り組み方は、高校生のそれとは少し毛色が違います。

 

中学生の場合、読解で出てくる単語に習っていない単語は出ません。

既習の単語で長文が作られています。

もう少し正確に言うと、愛知県公立高校入試の場合、習っていないほぼすべての単語に和訳がついていて、それ以外の単語は、ほぼ既習の単語です。

なので、入試に出るほとんどの単語を覚えて長文読解に臨むことができます。

中学校までに習う単語数は多くないので、全て覚えて読解の練習をすれば勝ちです。

逆に、単語の抜け漏れがある状態で長文読解に臨めば、覚えている人に確実に差をつけられます。

 

知らない単語があっても推測力で突破できるのは、その周りに知っている単語がたくさんある大学入試の長文の話です。

高校入試の長文は、知らない単語の周りに内容が推測できるほどの単語量がありません。

短い長文の中では一つ一つの単語が大きな役割を果たしています。

なので、教科書の単語は習う都度100%覚えていきましょう。

太字の単語は書けるように、細字の単語もできれば書けるように、書けなくても意味が分かる状態にしましょう。

 

「単語が覚えられないが、どうすればよいか」という質問を受けることがあります。

単語が覚えられないのは、単語を見る機会が少ないからです。

読書量や、新聞やニュースを見る機会の少ない人が漢字を読めないのと同じです。

単語を見る機会を増やしましょう。

しょっちゅう見ているのに覚えられないということはないはずです。

ディスレクシアでない限り頻繁に見ていれば必ず覚わります。

オススメは、教科書の最近習ったUnitを繰り返し読むことです。

単語帳を作ってそれを見る方法もありますが、短い時間に大量の単語に触れられる教科書の流し読みのほうが単語を覚えるには効率的です。

 

中3の冬休み前には中学校の英語がほぼ終わるので、遅くとも冬休みから長文の読み込みを始めましょう。


長文の解き方についてですが、内容正誤問題だけ本文より先に読んで暗記します。

内容正誤問題以外は、長文を読みながら問題に突き当たったときに解けばよいです。

詳しい読解法は先回の内容と同様です。