時間配分は「文章量」ではなく「配点」で決まる 入試本番で最も多い失敗は、 時間が足りなかった というものです。 しかし実際には、時間が足りないのではありません。 時間の使い方を間違えているのです。 文章が長い=時間をかける、ではない 文章量が多いと、無意識にこう考えてしまいます。 ・長い文章だから時間をかけるべき...
先に問題を見るのはなぜ正しいか 多くの生徒は、 文章は最初から順に読むべきだ と考えています。 学校でもそのように指導されることもあるため、問題から先に見ると「ずるい」「読解していない」と感じます。 しかし入試では、設問が読み方を決めます。 入試の文章は「目的つきの文章」 入試問題の文章は、鑑賞のために置かれているのではありません。...
入試国語は「読解」ではなく「採点競技」である 高校入試の国語になると、同じ生徒でも点数が急に不安定になります。 ・模試では取れるのに本番で崩れる ・読めた感覚はあるのに点が伸びない ・勉強時間の割に成果が出ない この原因は、読解力の不足ではありません。 試験の性質を誤解していることにあります。 普段の読み方はむしろ不利になる...
塾と家庭教師をやっていると、必ず出会うタイプの子がいます。 話せばわかる。 説明させると筋が通っている。 こちらの問いにも反応が早い。 「この子は理解力は高いな」と思います。 それなのに、テストの点数は伸びない。 学力として積み上がっていかない。 不思議に思う保護者も多いですが、これは珍しい現象ではありません。 理解力と学力は、別の能力...
お子様が学校で習ってきたことを、家で楽しそうに話してくれることがあると思います。 そのとき、保護者の方が 「うんうん」「へぇ〜!」と嬉しそうに聞いてやるだけで、授業への集中力がぐっと高まることをご存じでしょうか。 これは心理学でもよく知られた、とても自然な働きです。 なぜ「聞いてやるだけ」で集中力が上がるのか ① 話す →...
国語は「才能」ではなく「構造処理」である ここまで中学生編として、 ・接続語 ・指示語 ・主張の位置 ・記述問題 を扱ってきました。 もしこれを読んでいるかたがいて、 こんなに細かく考えないといけないのか と感じたなら、それは正しい反応です。 中学国語は、小学校よりも一段、構造的になります。 中学で国語が崩れる本当の理由...
記述問題は「抜き出し+整形」である 中学生が最も苦手意識を持ちやすいのが、記述問題です。 ・何を書けばいいか分からない ・書いてもバツになる ・模範解答が自分と全然違う こうして、「国語はセンスの教科だ」と思い込んでしまいます。 しかし実際の記述問題は、特別な才能を求めていません。 やっていることは、 抜き出し+整形 これだけです。...
筆者の主張は「どこにあるか」で決まる 中学生の国語で、 結局、筆者は何が言いたいのか分からない という声はとても多く聞かれます。 しかしこれは、考える力が足りないからではありません。 探し方を間違えているだけです。 主張は「気持ち」ではなく「位置」で決まる 多くの生徒は、筆者の主張を ・一番強そうな言葉 ・何度も出てくる表現...
指示語は「探す」ものではなく「回収する」もの 中学生の国語で、点が伸びきらない生徒の多くが、同じところでエネルギーを無駄にしています。 それが指示語です。 「これ」「それ」「このように」「そのため」―― 指示語が出てきた瞬間、 ・前に戻って探す ・なんとなく近そうな文を選ぶ ・雰囲気で決める こうした行動を取ってしまいます。...
接続語は「論理の信号機」である 中学生の国語で成績差がはっきり出始める最大の分岐点は、実は接続語です。 「しかし」「だから」「つまり」「一方で」―― こうした言葉を、なんとなく読み飛ばしているか、それとも意味の切り替わりの合図として処理しているか。 この差が、そのまま点数差になります。 接続語は気分ではなく、指示である...